千葉県公立高等学校事務長会

平成22年度 事務長研修会



  日時 平成22年10月20日(木) 
  場所 県立千葉女子高等学校 大会議室
演題

 発信し続けるべき、<学校事務室>の教育的機能
−「学校事務センター」設置に至るプロセスで再確認された課題−

講師     神奈川県立高等学校長会
    神奈川県立横須賀高等学校
    校 長  諏訪部 泰樹
   ※<学校事務の集中化>を図る「学校事務センター」設置の経緯から

(1)平成18年6月、<学校事務の集中化>に係る諸課題が、県教育庁総務課から
   県立高等学校長会に提示され、基本問題検討特別委員会と人事給与委員会が
   構成され課題について検討・協議が開始された。
(2) <学校事務の集中化>構想
  @学校事務業務の精選整理に基づいた円滑な業務遂行モデルの追及
  A適性でより効率的なマンパワー配置
  B県下各10地区に<地区学校事務センター(仮称)>を設置
(3)校長会は特別プロジェクトを編成し、@学校実態の集約と整理A各設置別学校
   個々の課題を掌握した結果、学校実態の格差の多様性、課程間格差、高校と
   特別支援学校の実態乖離等様々な課題が出てきた。
(4)「学校事務集中化」に係る諸課題について(第1次提言)、(第2次提言)、(第3次
   提言)を経て、今日に至っている。
 
    詳細については、パワーポイント資料『学校事務センターの開設について』
 『県立高校の「学校事務集中化」について』を参照

※まとめ
 校長は提言をしてくれる事務長を求めている。
 議論をしなければダメ。
 業務の改善、提案をしなければダメ。
 事務室が、事務長会が子どもたちを中心にして何をなすべきか、何が出来るか。
 事務長は思い切ってやる。
 事務長の背中を見て、事務職員が育つ、教員が育つ、生徒が育つ。

 学校経営のリーダーが今までの意識を変える。
 出来ないことは出来ないとハッキリ言う。
 失敗を恐れないで違った窓を開ける。
演題

職場のメンタルヘルス

 講師

 鎌取メンタルクリニック
      西 尾 正 人 氏

 

社会全体が物理的なストレスに弱くなっている。

背景には
※ 技術革新、アナログ技術⇒デジタル技術、IT技術、他社との開発競争、グ
  ローバリゼーション、成果主義、企業買収・合併、コスト削減⇒海外進出・
  生産・販売拠点の海外進出・海外赴任者の増加、生涯一企業の否定、不況、
  就職困難
※ 過重負荷
  ストレス・メンタルヘルス問題の増加⇒抑うつ状態・うつ病・過労自殺・過
  労死・仕事や職業生活で強いストレスを感じる者の増加
※ 生活様式や社会全体の変化
  個人志向性と人間関係等

うつは、心の風
 最近のその人の変化を見てあげて  
 頑張るエネルギーはどこかにしわ寄せが来る→アルコール等
 休養と気分転換が必要
 仕事は出来なくても自分の好きな事は出来る
 性格が悪い、怠け、などと攻めないようにして

診断書
 教職員で医者にかかる時は、休むのを前提にして連れて来られると診断が
 難しい。
 診断書には本当の病名を明記しない場合もあります。(プライバシーを含め本人
 の将来も含めた不利に配慮して)
 詳細については、本人に了解を得て主治医と話すことを薦めます。
 



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