前東京都立つばさ総合高等学校長 山上 隆男 氏
講師 経営コンサルタント
1 民間人校長が痛感した学校社会の特徴点
(1)校長の教育権限は広いが、経営権限に制約が多い。
(2)まったく違う人事給与制度、人事異動制度。
(3)学校は鍋蓋組織で学年・分掌のマトリックス組織運営。
(4)一般教員は職階のない平等社会ー組織感覚が薄弱。個人活動優先傾向、役割の全員分担、多数決論理等。
(5)研究熱心な高学歴・高能力集団でありながら、業務の質の幅が超広い。
(6)業務効率化の遅れ(紙とハンコ、ICT化&形式知化の遅れ)
(7)活動成果を映す鏡(生徒)が目の前にいる。
2 学校社会にない経営手法の導入とその評価
(1)組織力
@組織連携は向上。開校当初は組織体制は強化されたが、以降は一体感が弱体化。
A報連相(報告、連絡、相談)は習慣化不調。
B意識のばらつきは大きい。
(2)モラル・モラールの高い専門集団
@内界志向と経験主義の意識打破は困難。(危機感薄弱)
A人事異動がネック。
B校内研修の低参加率、OJT(人材育成の機能は不十分)
(3)継続的な改善
@分掌・学年主体の改善は不十分。
A教員用パソコン不足で活用不十分。
3 事務長へ求める こと
@教育事務の品質を向上する。(業務の改革と改善)
A事務と教員との間にある距離感を払拭する。
B企画・改善型業務志向の強化。(良いことは取り入れる)
C事務職員の教育への積極的関与・参画。
Dコミュニケーションの充実と人材育成、活性化。
E業務の標準化で暗黙知を形式知へ。
U 学校安全について 資料
千葉県教育庁教育振興部学校安全保健課 指導主事 高梨 正巳 氏
V 研修報告
〜平成19年度事務職員研修〜
千葉県立成東高等学校 事務長 千葉 節子
・ 1月に茨城県つくば市の独立行政法人教員研修センターで実施された事務職員研修について報告がありました。
平成
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